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転居のプロセス【全て失う編】-3

 01, 2008 01:35
2008/1/31(木)の始まりは、こちらから↓
転居のプロセス【全て失う編】-1
転居のプロセス【全て失う編】-2

*  *  *

寝坊しないように、目覚ましで早めに起きた。

前日の雪とは違い、とても快晴だった。
この分だと、飛行機は、無事に飛びそうだ。
後から、仲間に聞いた話だけど、前日は6フライトが欠航に
なっていたらしい。

お店の開店の数分前に電話を入れた。
可能性のあるお店は、財布の届けはないと言うことだった。

少しの期待も失ってしまった。
期待もあったけど、覚悟も出来ていた。

紛失した場所は、仲間のうちの近くで、もう一度明るくなった
ところで、確認に行った。

人通りもけっこうあった。
積もった雪の部分も足でさぐってみた。
私の赤い財布なら真っ白な雪の中だと目につきやすいはずだと思った。

お店の駐車場も息を切らしながら見て回った。
もう、空港に向かう時間も余裕がなくなってきていた。

もう、やれることはやった。もういい。このまま出発しよう。

*  *  *

神なる友人は、空港の近くに住んでいるので、見送りに息子
といっしょに来るとのメールが入った。
前日の別れたあとからのプロセスを簡単に説明し返信した。

仲間も、これだけお世話になって、カンパをしてくれた。

*  *  *

仲間が、まだ間に合うから、空港まで送ると言ってくれた。
高速からの景色は、天気がよくキレイで、まるで「祝福」のように
感じた。そして車の時計の時刻は、「11:11」だった。

とんだ、「新しい始まり」だと思った。
でも、気分はすっきりとしていた。

そのときの気分を表すなら、
2007/10/24のブログに書いてある、夢の話の内容のとき
の気分と、よく似ていた。↓

手放すということ

この時のブログには、ちょうどクツミのシャウドがあった月で、
「あなたは全て失います」の内容だ。

後の続きで、このシャウドと私のプロセスの繋がりを書こうと思う。
私は、またこの時のブログを読み返して偶然ではない事を知った。

*  *  *

天気だったせいか、空港には余裕で着いた。

ここでも、また変なことが起こった。
調子の良かった携帯が突然切れてしまった。
バッテリー?またもや、唐突な出来事だった。
何かあるけど、もうここまできたら何が起こっているのかは
理解を超えていた。

バーコードが見れないので搭乗できる?神なる友人とも連絡取れないじゃん。(汗)

案内カウンターに行って、携帯の充電器の売っているところを探し、
なんとか、電源が入ったところへ、神なる友人からのメールで
着いたとのこと。

まったく、食事も出来ないまま走りまわって、さすがに仲間も
私もグッタリしてきていた。

神なる友人と一緒に来ていた息子と交え、皆で少し話しをした。
神なる友人が、私に袋を手渡してくれた。
その中には、銀行から下ろしたばかりのような袋が入っていた。

息子の手前もあって、目で合図をして、「いつでも、いいから」と言って
手渡してくれた。
「なるべく早く返すから」と言って受け取った。
ほんとうに有難いことだった。

*  *  *

飛行機に乗り込むと、この土地を離れるという気持ちで、
子供たちの顔も浮かんだ。
子供たちも、どんなに不安だろうか。と思うと少しだけ感傷的に
なった。

疲れすぎてか、後半に少しだけしか眠れなかった。

*  *  *

とうとう、やってきた。
何度も、上京をしてきたせいか。
最初のころよりも、随分心細さは、なくなっていた。

まずは、不動産やに向かっていた。


転居のプロセス【全て失う編】-4へ続く
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-  2008, 02. 01 [Fri] 05:44

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